溶接の溶け込み検査・溶け込み量計測に 最適なマイクロスコープ&計測ソフト

溶接は金属を結合する工程において重要な手段であり、溶接部分は製品の安全に直結するため、非常に重要です。
そのため、溶接部の溶け込み量の検査、すなわち溶け込みの深さや品質を確認するための寸法測定が行われます。不足した溶け込み量、溶接の不完全融合、隙間、過剰な盛り上がり等の問題点を特定します。

溶接溶け込み量計測

 

<前処理>

溶接部の断面における溶け込み量の検査を適切に行うためには、以下の前処理が必要です:

① テストパーツを切断
② 断面を研磨
③ 材質に応じた薬品や電解などでのエッチング処理

これらの前処理の後、観察や寸法測定が行われます。これらの準備作業は専門家に委ねられることが多いですが、今回は溶接の溶け込み量の寸法測定に特化した製品を紹介します。

 

 

<撮影・寸法測定>

具体的には、当社のマイクロスコープを使用して撮影および寸法測定を行いました。

 

 

溶接溶け込み量計測

 

溶接溶け込み量計測

 

溶接溶け込み量計測

 

このプロセスでは、以下のステップを繰り返す必要があります:

● 基準線を生成する

● 基準線の交点からの距離を測定する

● 平行線を生成する

● 基準線からの垂直距離を測定する

多数の検体を扱う場合、この作業はかなり時間がかかります。

 

しかし、当社の計測ソフトを使用すると、以下のような計測支援機能が充実しており、手間のかかる溶接溶け込み量の計測作業の効率化が可能です。

 

 

<今回使用した計測ソフトの機能>

 

 ① クロスラインの発生

画面上でマウスをクリックすることにより、任意の位置にクロスラインが表示されます。

 

溶接溶け込み量計測 位置がずれた場合は、簡単にクリックを繰り返して位置調整が可能です。

 

 ② 豊富な計測項目

  豊富な計測機能が備わっており、測定作業だけでなく、基準となる線としても使用できます。

この際、測定値の表示を非表示に設定することができます。

この機能は特に「垂直距離」の測定に役立ちます。

さらに、各測定ラインや数値の表示色を個別に変更することができます。

 

溶接溶け込み量計測 ● 二点間距離
● 平行線間距離
● 水平平行線間距離
● 垂直平行線間距離
● 垂直距離
● 円中心間距離
● ポイント座標
●3点指定角度
●4点指定角度
●3点指定円
● 近似円
● 矩形
● 楕円
● 近似直線
●3点指定円弧
など 

 

 ③ エッジ自動フィット機能

 

 マウスカーソルを目的の測定線に近づけると、自動的にエッジ検出が行われ、カーソルが線にフィットします。

これにより、測定作業中の誤差を最小限に抑え、より正確な測定が実現します。

 

溶接溶け込み量計測

 

 

 ④ ピンポイントデジタルズーム機能

  マウスホイールを使用して、カーソルが指す位置を中心にデジタルズームが可能です。

これにより、拡大や縮小を直感的に行い、測定誤差のさらなる軽減が可能になります。

 

 

④ピンポイントデジタルズーム機能

 

 ⑤ スケール表示

 

希望のサイズで、任意の位置にスケールを表示することができます。

 

スケール表示

 

 ⑥ ワンクリック一発レポート機能

 

Excelへの出力ボタンをクリックするだけで、計測データをExcelに転送できます。これにより、Excelでのデータ処理やグラフ作成が容易になり、レポート作成時間の短縮に役立ちます。

生画像、計測値入り画像、計測値を一括してExcelに出力することができ、大変便利です。

 

ワンクリック一発レポート機能

 

 

こちらは今回使用した計測ソフト

 

●高機能画像処理計測ソフトウェア MF Ship 高機能画像処理計測ソフトウェア MF Ship

 

 

こちらは今回使用したマイクロスコープ

●USB3.0マイクロスコープ TG500CS USB3.0マイクロスコープ TG500CS