紙、樹脂、木板、金属板等のシート状のサンプル、いわゆる長尺・薄物のサンプルにおいて寸法計測ではノギス、曲尺、巻尺などの計測器をご使用されているのではないでしょうか?
特に長尺なサンプルで、さらに高精度に測定したい場合、全長2000mm近くにもなる超巨大なノギスまたは曲尺で測定されている現場を見たこともあります。
そういった計測器を使って、ヒトが計測する寸法検査では、時間がかかること、また読み間違いなどのヒューマンエラーによる検査ミスも発生します。
また超巨大なノギスは重さも半端なく重く、2人がかりで測定されていらっしゃいました。
そういった長尺のサンプルを手軽に、素早く、楽に測定したいという現場の声から生まれたのが自動画像寸法測定システム AT-Measure Longです。
このAT-Measure Longは
- 1mまでの長尺物で平板・フィルム・シートなどの薄物サンプルであること
- その形状が長方形・正方形であること
- 測定箇所は縦と横ラインの寸法であること
※その他の形状、その他の測定項目は測定精度が落ちますが、測定自体は可能です。
詳細は別途お問合せ下さい。
という制約はありますが自動画像寸法測定器で、とにかく簡単!クリックするだけで画像中寸法を自動測定します。
AT-Measure Longのポイント
1.計測可能サイズ、サンプル形状
- 基本は1000×750mmまでです。
- 長尺物で平板・フィルム・シートなどの薄物サンプルであること
- その形状が長方形・正方形であること
※その他の形状、その他の測定項目は測定精度が落ちますが、測定自体は可能です。
詳細は別途お問合せ下さい。
2.測定箇所
- 測定箇所は縦と横ラインの寸法であること
※その他の形状、その他の測定項目は測定精度が落ちますが、測定自体は可能です。
詳細は別途お問合せ下さい。
3.精度
- 測定出来るワーク対象を紙、樹脂、木板、金属板等の薄物シート状に限定する。
→撮影距離を一定に保つことで倍率(寸法)変動させない。
- 特定箇所の縦と横の寸法測定だけに限定する。
→特定箇所に限定することでその特定箇所で寸法校正し、レンズ歪みに対応する。
- 水平器、ゴニオメーター付きスタンド
→スタンドやカメラの水平度合いを確認でき、お客様の測定現場の状況に合わせて水平調整ができます。
精度:±0.5mmを実現しました。
4.ソフトウェア
画像中計測をするときにはソフトウェアで自動計測しますが、このソフトウェアの使い勝手も重要な選定ポイントとなります。
弊社の自動画像寸法測定ソフトウェアは『とにかく簡単』
- サンプル置き、クリック一つでポンとエッジ取得してくれます。
- 任意の測定箇所を指定したり、追加したりして、品種登録を行います。
- あとはサンプルを置き換え、品種測定、サンプル置き換えを繰り返すだけ。
他にも便利な機能が
- 簡単!位置合わせ不要
測定は対象物の位置を自動的に認識し、自動的に寸法測定します。回転にも対応。
※ただし長尺測定の場合は、サンプル位置も精度に影響致します。
- 簡単データ保存
測定値をエクセルデータ形式で保存可能です。静止画保存も可能です。
- OK/NG判定できる
公差下限、公差上限を設定することでOK/NG判定ができます。
NGだった値は画像中の色を変更して表示できます。
- ピンポイントデジタルズーム機能
マウスのホイールを回すことで、計測ポイントをクリックする際にマウスカーソルが指示している点を中心にして、デジタルズームにて拡大することが可能です。
- Long 1,000mmx750mm
正方形、長方形薄物シート状の縦と横だけ寸法測定モデル