色判定許容範囲ですが、甘め(数値をデフォルトの60より大きくする)にすると、指定色で設定した色を大雑把に拾うというイメージになります。
(赤を指定色とした場合、オレンジやピンクといった似たような感じの色まで拾う)
逆に、厳しめ(数値をデフォルトの60より小さくする)にすると、指定色で設定した色に限りなく近い色しか拾わないというイメージになります。
(赤を指定色とした場合、その指定色に限りなく近い赤色しか拾わない)
ピンク枠が検査枠です。本来の検査ですと、各配線に1枠ずつ枠を設けて各枠にそれぞれの指定色を設定します。
今回は、色判定許容範囲についての説明ですので、右から3番目の配線(オレンジ)の色を指定色し、この色を検出できるかどうかの検査ということで、このような枠取りをしました。
色判定許容範囲60での検査結果です。
緑色で塗りつぶされた部分が、指定色(オレンジケーブルの色)を検出した箇所です。
類似の色(黄色や赤)もオレンジと同様の色として認識されてしまっています。
色判定許容範囲100(甘め)での検査結果です。
緑色で塗りつぶされた部分が、指定色(オレンジケーブルの色)を検出した箇所です。
甘めすぎるため、目視では明らかに違う紫やグレーの配線部分でも、指定色(オレンジケーブルの色)が検出されました。
色判定許容範囲35(厳しめ)での検査結果です。
緑色で塗りつぶされた部分が、指定色(オレンジケーブルの色)を検出した箇所です。
色判定許容範囲5(厳しめ)での検査結果です。
緑色で塗りつぶされた部分が、指定色(オレンジケーブルの色)を検出した箇所です。
厳しすぎるため、目視ではオレンジ配線ですが、「指定色で設定したオレンジ色」に限りなく一致するかという検出結果となります。