カメラを使用した金属板の高精度測定システム
特長
それぞれ異なる寸法の600種類ある製品の測定(製品の最大長1000㎜)
製品にあるバーコードを読み取り、測定プログラムの切り替えを行う
測定項目
全長、穴の直径、2円中心点間距離
両側テレセントリックレンズを使用し、全長に関しては測定を分割して行い合計の寸法を表示させる
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オンリーワン
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ハードウェア
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ソフトウェア
2D画像測定システム
検査テスト
条件
検査製品が金属となり外光の影響を極端に受けてしまう
外光を完全に遮断するためにシステムにはカバーを使用する必要がある
検査製品の全長、穴の直径、2円中心点間距離の測定となる為、透過照明が有効である
透過照明は検査製品への光の回り込みを抑えるために、平行光透過照明を採用する
システムの速度
全長750㎜で8つの穴が空いている製品の検査時間は15秒
ハードウェア
解像度12MPのUSBカメラ
両側テレセントリックレンズ
平行光透過照明
ソフトウェア
VisionPro規格で開発
テレセントリックレンズとは
被写界深度内であれば像の膨張・縮小がありません。
寸法測定の際に測定誤差を最小に抑えられる。
視差による画像の歪が少ない
テレセントリックレンズは種類を大きく分けて2種類あります。
両側テレセントリックレンズと片側テレセントリックレンズです。
それぞれの特長は以下となります。
両側テレセントリックレンズ
カメラセンサー側と被写体側のどちらの距離が変わっても被写体を映し出す大きさが変わらないという特徴があります。
つまり、接写リング等を使用してカメラセンサー側の距離を変更することで倍率を変えずにレンズと被写体の距離のみを変更することができます。
ただ、映し出す範囲よりもレンズの径は物理的に大きくなりますので倍率が低くなるにつれてレンズのサイズが大きくなり、価格も高額になります。
精密測定装置や投影機に採用されています。
片側テレセントリックレンズ
被写体側のみがテレセントリックレンズ構造になっているレンズです。
両側テレセントリックレンズと違いカメラセンサー側の距離が変わると非テレセントリックレンズと同様に被写体を映し出す大きさは変わります。
両側テレセントリックレンズと比べてレンズは小型で、価格も安価になります。.
寸法測定用途でマクロズームレンズのような倍率変更が不要である場合、倍率固定での置き換えとして採用されることがあります。
導入の流れ
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STEP1
お電話またはメールにてご相談ください。
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STEP2
デモ機を無料でお貸出ししております。
お客様のサンプルを送っていただき、無料テスト依頼を行うことも可能です。 -
STEP3
導入
技術ブログ
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