金属部品の自動外観検査機
特長
AIを使用した自動外観検査システム
金属部品の曲がりの判定、傷の有無を検出
1台のカメラでは曲がりと傷の同時検出が出来ないため
工程を分けてそれぞれ検査を行っております。
金属部品の曲がりについては強力な光を照射することで曲がり以外をハレーションをわざと発生させ、曲がりのみを映し出し判定を行います。
- AI検査
- ハードウェア
- ソフトウェア
ハレーションとは
ハレーションとはもともと写真や映像用語で「光が強く当たりすぎて画面が白くぼやけたり
濁ったりする現象」のことです。ハレーションは英語の「halation]からきており、英語の意味は
同様に「写真における強い光が当たった部分の白いぼやけ」のことです。英語の場合はhalationではなく「bad influence」という言葉が使われることが多いです。
特長:自動外観検査機
検査テスト
金属部品の曲がりの検出が安定せず、困難でした。
通常考えられる照明を当てても曲がり具合で映り方が大きく異なりAIで学習させるには困難な映像となってしまいました。
そこで強い光を当てることでわざとハレーションを発生させ、曲がり以外の情報を真っ白に飛ばしてしまい、曲がった箇所のみを映像に映し出すことが出来ました。
このように無駄な情報が省けていればAIでも学習がさせやすく、安定して曲がりの検出が出来るようになります。
金属部品の傷検出に関しては、金属に白色照明を当てるとやはりハレーションが発生しやすくハレーションが発生してしまうと傷が見えなくなってしまいます。
ただ金属についてしまった傷は赤色の照明を使用することで傷部分が黒く映し出され傷があると一目でわかるような映像となります。
この様な映像であれば問題なくAIで傷検出が可能となります。
検査時間
金属部品の曲がり検出:1秒
金属部品の傷検出:1秒
導入の流れ
-
STEP1
お電話またはメールにてご相談ください。
-
STEP2
デモ機を無料でお貸出ししております。
お客様のサンプルを送っていただき、無料テスト依頼を行うことも可能です。 -
STEP3
導入
技術ブログ
-
2021.06.21
パターンマッチング型外観検査ソフトウェア EI710におけるカメラテクニック
-
2021.06.21
パターンマッチング型外観検査ソフトウェア EI710における照明の使い方
-
2021.06.21
パターンマッチング型外観検査ソフトウェア EI710における鏡の使い方
-
2021.06.21
パターンマッチング型外観検査ソフトウェア EI710における複数枠操作機能
-
2021.06.18
パターンマッチング型外観検査ソフトウェア EI710における指定色の有無検査:色判定許容範囲の考え方と設定のコツ
-
2021.06.18
パターンマッチング型外観検査ソフトウェア EI710における3種類のトリガーモード