ディストーション(歪曲収差)とは

ディストーション(歪曲収差)とはレンズを通して映される影像が歪んだ状態を意味します。

一般的に広角系のレンズは樽型の収差がおこりやすく、望遠系のレンズは糸巻き型の収差がおこりやすいのが特徴です。

樽型の収差
糸巻き型の収差
<樽型の収差>
<糸巻き型の収差>

<ディストーションの求め方>

光学ディストーションは、理想像高をYとし、実際の像高をy’とした場合

 

ディストーションの求め方

の計算式で求めることができます。

<固定焦点レンズを使って撮影>

8mm固定焦点レンズ 8mm固定焦点レンズ
使用時
12mm固定焦点レンズ 12mm固定焦点レンズ
使用時
25mm固定焦点レンズ 25mm固定焦点レンズ
使用時

 

固定焦点レンズ
固定焦点レンズ

ディストーションの量が一般的に極めて少ないレンズがテレセントリックレンズとなります。

ディストーションは低い特性を持っており、より正確な計測に向いているとも言えます。

 

テレセントリックレンズテレセントリックレンズテレセントリックレンズ

テレセントリックレンズ

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