高精度の寸法測定をする場合にはマクロレンズよりも画像の歪みの少ないテレセントリックレンズが優位になります。
テレセントリックレンズを使用した場合も極端に被写界深度が深いわけではありませんが、テレセントリックレンズの特徴として 被写界深度内であれば観察像の寸法変動がないため、寸法測定をする際には誤差が出にくく、精度の高い測定ができます。
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絞り付テレセントリックレンズ RT3 |
![]() ![]() <ディストーションが大きい> |
寸法測定など、高精度な 計測を行なう場合は ディストーションの 小さいレンズを選ぶべきです。 |
![]() <ディストーションが小さい> |
テレセントリックレンズでは マクロレンズに比べて ディストーションが小さく、 高精度な計測が可能になります。 |
<絞り付テレセントリックレンズRT3で撮影>
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0.2mm刻みのガラススケール を傾けて テレセントリックレンズで 撮影してみました。 |
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<絞り開放時> 赤で囲った辺りにピントを 合わせています。 絞りは開放している状態では ガラススケールの右側に行く程 ピントが合っていないのが 分かります。 |
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<絞りを絞った時> 上の写真と同じく 赤で囲った辺りにピントを 合わせながら 絞りを絞りました。 ガラススケールの右側の 破線の辺りでも 画像がぼやけることなく はっきり映っています。 |
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