<ローリングシャッターとは>
ローリングシャッターは「ライン露光順次読み出し」とも言います。
1ラインから数ラインを1つのブロックにして、このブロックごとに映像を取得します。
これを組み合わせて1つの映像にします。ブロック内は同時タイミングですが、ブロックごとには若干の時間差が発生します。
CMOSカメラは一般的にはローリングシャッターです。
(CMOS素子は全画素読み出しも部分読み出しも可能です。最近はローリングシャッターとグローバルシャッターを切り替えられるカメラも販売されています。)
<グローバルシャッターとは>
グローバルシャッターは「同時露光一括読み出し」ともいいます。
全画素同時タイミングで映像を取得します。
CCDカメラは一般的にはグローバルシャッターです。
(CCD素子は部分読み出しができないので、必然的にグローバルシャッターとなります。)
実使用上で重要なのは下記の2点だと思います。
(1)動いているものを撮影する時
(2)ストロボ照明を使う場合
下記の対象物を動かしながら撮影してみます。 | |
![]() |
|
グローバルシャッター(CCD) | ローリングシャッター(CMOS) |
![]() |
![]() |
ローリングシャッターはブロックごとに撮影時間がずれるので、映像が斜めに歪ます。
また、CMOSは残像も大きく発生します。 |
|
![]() |
|
グローバルシャッター(CCD) | ローリングシャッター(CMOS) |
![]() |
![]() |
ストロボ撮影する場合、タイミングによっては画面の一部分だけが光るという現象が発生します。
フリッカー現象が発生した場合の症状も異なります。
(「フリッカー現象とは」を御参照ください。)
CMOSの性能は日々、進化しています。
かなりの部分でCCDと変わらなくなってきています。
上記はあくまで、一般論ということでご理解ください。
弊社ではCMOSでありながら1.グローバルシャッター、2.ローリングシャッターの シャッター方式のUSBカメラと取り揃えております。
USB2.0、USB3.0、USB3 Vision、またカラー、モノクロ、筐体タイプ(カメラケースタイプ)、ボードカメラタイプと ラインナップも豊富です。
無料デモ機のご用意もあります。
お気軽にご依頼下さい。
![]() |
USB3 Visionカメラ | |
![]() |
USB2.0カメラ |
またYoutubeにローリングシャッターの実例の面白い動画がアップロードされていますのでご参考にしてください。
Youtubeで「ローリングシャッター」と検索してみてください。