USBケーブルの延長について

USB2.0の規格では5mまでとされています。
実際にはこれを超えたケーブルが大手メーカーから販売されています。
(10m程度までは、通信速度にはあまり影響しないとも言われています。)

単なる延長ケーブルだけでなく、下記にようなものも販売されています。
「リピーター機能付USBケーブル」です。
複数の会社が販売しておりますが、写真の商品は、
サンワサプライ株式会社のKB-USB-R212【12m延長USBアクティブリピーターケーブル】です。 

アクティブリピーターケーブル

USBケーブルの規格では、ケーブルの長さは機器間最長5mと決められています。
しかし、この「リピーター機能付USBケーブル」を使用することで、機器間を5m以上のケーブルで接続できます。
写真の商品の場合、このケーブルだけで12m延長できます。

このケーブルには信号増幅補正回路が内蔵されています。この回路で減衰した信号を復元することで、ケーブルの延長を可能にしています。
このケーブルは、12m以上延長することも可能です。その場合は、下記のように配線します。

増幅補正回路

弊社のUSBカメラに、12mのリピーター機能付USBケーブル(写真の商品)と、カメラ付属のケーブル(1.8m)を接続して使ってみましたが、問題なく動作しました。 但し、リピーター機能付USBケーブル(写真の商品)の説明書には、「安定した動作・認識をする為に、接続するUSB機器はセルフパワーで動作する機器を推奨します。」の一文がありました。

USBケーブルを延長すると電圧降下が発生しますので、PCからの電源供給により動作する機器(弊社USBカメラを含む)には、 必ず動作確認をしてから使うことをお勧めします。

ちなみにUSB3.0は3mまでとされています。
USB3.0の規格ではケーブル中継を認めていないので、3m以内でも延長ケーブル等で中継するのは避けた方が無難です。
上記のようにリピータケーブルを使うか、HUBを中継させる方がいいと思います。
但し、リピータケーブルもHUBもセルフパワー(ACアダプタ付)のものをおすすめします。

リピーターケーブル

アクティブケーブル 

また、最近では、アクティブケーブルというものもあります。
コネクタ部に信号調整用のICが組み込まれており、別電源を用意することなく延長を可能にしています。